31年度企画展「草紅葉ー久保猪之吉とより江」
開催日時 | 令和元年11月8日~12月15日 |
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施設 | 福岡市文学館 |
開催場所 | 福岡市総合図書館1階ギャラリー |
ファイル | チラシ |
イベント内容
今年度の企画展は歌人・俳人の久保猪之吉・より江の「短歌・俳句・小品」を取り上げながら、二人の生涯と文学活動について紹介いたします。
これまで猪之吉とより江の短歌活動については、ほとんど取り上げられることはありませんでした。二人の短歌を再評価するとともに、福岡における文学活動を中心に、ときに「夫婦」として、ときに「文学の仲間」として創作活動を続けた久保夫妻を多彩な角度から取り上げたいと思います。
会期 令和元年11月8日(金曜日)~12月15日(日曜日)
会場 福岡市総合図書館1階ギャラリー
観覧料 無料
主催 福岡市文学館(福岡市文学振興事業実行委員会・福岡市教育委員会)
後援 (公財)福岡市文化芸術振興財団
企画展関連イベント
企画展記念講演会 「久保猪之吉・より江の短歌」 (定員50名)
日時場所 11月17日(日曜日)14時~15時30分 総合図書館3階第1会議室
講師 恒成 美代子氏(歌人・現代歌人協会会員)
内容 文学者夫婦として添い遂げた二人の短歌。福岡の文学サロンとしての猪之吉とより江の役割。
長塚節との関わりをはじめとして、現代の夫婦歌人の歌にも話を拡げ、短歌の奥深さを語ります。
読書講座「久保猪之吉・より江をよむ」(定員各40名)※1回のみの申し込み可。
【第一回】 「本に棲む猫たち」
日時場所 11月16日(土曜日)14時~16時 総合図書館3階第2会議室
講師 大久保 京氏(書肆吾輩堂店主)
内容 洋の東西を問わず、昔から猫は文学者たちに愛されてきました。なぜ猫はこれほどまでに彼
らに愛されるのか、その謎をいろいろな作品をとりあげつつ探りたいと思います。
【第二回】 「耳鼻咽喉科のパイオニア久保猪之吉と妻より江」
日時場所 12月1日(日曜日)14時~16時 総合図書館3階第1会議室
講師 柴田 浩一氏(医療法人浩仁会 耳鼻咽喉科柴田クリニック理事長)
内容 九州帝国大学耳鼻咽喉科初代教授として活躍し、また、与謝野夫婦や白蓮などの多くの文人
に影響を与え九州文学界の礎を築いた久保猪之吉と妻より江について解説します。
【第三回】 「近角常観と文学者たち」
日時場所 12月7日(土曜日)14時~16時 総合図書館3階第2会議室
講師 岩田 文昭氏(大阪教育大学教授)
内容 真宗大谷派の僧・近角常観と久保猪之吉との関係を中心に、伊藤左千夫、嘉村礒多、宮沢賢治
らの文学と宗教との関係を説明します。
■申込方法■ 申込締切 11月6日(水曜日)必着
電話、FAX、Emailにて、①氏名②郵便番号③住所④電話番号を明記のうえ、下記宛先までお申し込みください。
応募多数の場合、抽選となります。おひとり様ごとの抽選になりますのでご了承ください。
ギャラリー・トーク (学芸員による展示解説)
展覧会の見どころを学芸員がご紹介します。
日時場所 11月9日(土曜日)、11月30日(土曜日)14時~14時30分 総合図書館1階ギャラリー
定員 各日10名(先着順・申し込み不要)
久保猪之吉(くぼ・いのきち)プロフィール
耳鼻咽喉科の医学者・俳人として知られ、短歌結社浅香社を主催する落合直文と出会い、短歌の道が開ける。当時の歌界の低迷を憂い、自ら短歌結社「いかづち会」を起こし、革新的な提言を行った。
久保より江(くぼ・よりえ)プロフィール
幼少の頃から夏目漱石や正岡子規と交流を持ち、その才能を見出される。与謝野鉄幹・晶子が主催した「明星」には、久保夫妻の相聞歌もみられる。
企画展等お問い合わせ先
福岡市文学館(福岡市総合図書館文学・文書課)
〒814-0001 福岡市早良区百道浜3-7-1
TEL 092-852-0606 FAX 092-852-0609
Eメール library-bungaku.BES@city.fukuoka.lg.jp